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マイナ免許証とは?

投稿日:2025年4月16日
マイナ免許証とは?

マイナ免許証とは、マイナンバーカードの中に運転免許証の情報を記録して一体化させたものです。2025年3月24日から運用がはじまりましたが、どのようなメリットがあるのか、すべての人がマイナ免許証に変更しなければならないのかなど、まだまだ知らないことも多いのではないでしょうか。マイナ免許証の持ち方や切り替え方法、メリットやデメリットなどを運用前にぜひ確認しておきましょう。

マイナ免許証とは?すべての人に切り替えが必要?
マイナ免許証は、マイナンバーカードに運転免許情報を記録させたものです。「マイナ免許証」という新しい免許証が発行されるわけではありません。
つまり、見た目はただのマイナンバーカードと変わりなく、専用機器や読み取り専用アプリで読み取った際に運転免許証情報がわかるといった仕組みになっています。

免許証の保有方法は3種類 マイナ免許証が導入されるにあたり、今後の運転免許証の保有形態は3種類となります。

【運転免許保有形態】
①マイナ免許証のみ(所有している運転免許証があれば返納)
②マイナ免許証+運転免許証
③運転免許証のみ(従来通り)

①はマイナンバーカードのICチップに運転免許情報を記録して、従来の運転免許証を持たずにマイナンバーカードを運転免許証(マイナ免許証)として使う方法です。
②は、①と同様にマイナ免許証を作りますが、今までの運転免許証も保有するので、免許証2枚持ちの状態になります。
③はマイナ免許証を作らず、従来通りの運転免許証のみ保有するスタイルです。

すでに運転免許を保有している人も切り替えが必要?
マイナ免許証は、すべての人が持たなくてはいけない免許証ではありません。そのため、必要を感じない方は今まで通りの運転免許証をそのまま使用していても問題ありません。
「すでに運転免許証を持っているけど、マイナ免許証にできるなら切り替えたい」「今持っている運転免許証とは別に、もう1枚マイナ免許証を持ちたい」という方のみ、マイナ免許証の手続きが必要になります。

マイナ免許証に切り替えるとどんなメリットがある?

今までの運転免許証も引き続き使用できますが、マイナ免許証に切り替えるとさまざまなメリットが受けられます。

免許更新時の講習がオンライン可能に!
免許更新手続きの際には、視力検査や写真撮影などとともに、ビデオを見て講習を受ける時間があります。マイナ免許証を発行している方は、無事故無違反の「優良運転者の講習(500円)」と、軽微な違反1回のみの「一般運転者の講習(800円)」については、事前に自宅などでオンライン受講が可能になります。
更新手続き当日の手続き時間が短縮されるだけでなく、オンライン講習の場合は手数料も200円になるためお得です。

マイナ免許証なら免許更新手数料もお得に!
2025年3月24日のマイナ免許証運用開始日からは、運転免許更新手続きに必要な手数料も変更されます。免許証の持ち方によって更新手数料が変わるので、事前に確認しておきましょう。

【運転免許更新手数料】
①マイナ免許証のみ 2100円
②マイナ免許証+運転免許証 2950円
③運転免許証のみ(従来通り) 2850円

更新手数料が最もお得なのはマイナ免許証のみ保有するスタイルで、従来通り運転免許証のみを保有する場合に比べて750円も安く手続きすることが可能です。

住所や名前の変更が楽になる!
今までは、引っ越しで住所変更があったり結婚して姓が変わった際などは、自治体と警察署の両方で手続きが必要でした。しかしマイナ免許証のみの方の場合は、今後は自治体のみで警察署への届け出は必要ありません。忙しいときに届け出が1回で済むのはとても助かりますね。

マイナ免許証の作り方

免許更新時や、学科試験を受けて新規に運転免許を取得する際にマイナ免許証を希望する場合は、警視庁運転免許手続予約サイトから予約して手続きを行います。
運転免許証の保有形態のみを変更したい場合は、警視庁行政手続オンラインにて来場予約手続きを行います。記載事項変更手続、条件変更手続、免許証紛失などによる再交付手続、免許証の有効期間切れによる再取得手続、新たな免許種別を追加取得する際の併記手続などの場合もこの警視庁行政手続オンラインからの予約手続きとなります。

なお、70歳以上の方でマイナ免許証を作成したい場合は上記予約は不要となります。マイナ免許証運用開始日以降に、直接運転免許試験場にてマイナ免許証の保有形態変更手続きが可能です。

マイナ免許証に関する手続きは、内容によって手続きができる施設が異なります。手続きを受け付ける施設については順次拡大されていく予定のため、詳しくは警視庁ホームページをご確認ください。

マイナ免許証で気をつけること
取得すると免許の更新費用が安くなったり、住所変更などの手続きが楽になったりとメリットが多いマイナ免許証。しかし、マイナ免許証を保有するうえで気をつけておきたいこともあります。

免許の更新時期はマイナ免許証表面には印字されない
今までは運転免許証の表面に次回の更新日が印字されていました。しかし、マイナ免許証は一見したところただのマイナンバーカードで、運転免許に関する内容は何も記載されていません。
マイナンバーカードの有効期限と運転免許の有効期限は異なるので注意しましょう。
ICチップに記載された運転免許情報は、デジタル庁が運営する行政手続きのオンライン窓口であるマイナポータルにログインするか、警察庁が開発したマイナ免許証読み取りアプリから確認することができます。

海外で運転する予定がある場合は2枚持ちに
国外運転免許証を申請する際や、日本の免許証のままで海外で運転する際には、渡航先の国によっては従来の運転免許証が必要になることがあります。
そのため、海外で運転する予定がある場合はマイナ免許証と従来の免許証の2枚持ちにしておきましょう。

マイナ免許証のメリットを知って活用しよう
マイナ免許証には免許更新手数料の割引や更新手続きの時短、住所変更などの手続きが簡単になるなどさまざまなメリットがあります。作成するときは手間かもしれませんが、一度作ってしまえばお得なことは間違いないですね。マイナ免許証1枚にしても良し、念のため2枚持ちにするも良しです。自分の都合に合った免許証の持ち方を選んでカーライフを楽しみましょう。

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